「雨上がりの僕らについて」最終回を迎えるならこう思いたい話

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はじめに:静かな夜に降る雨がきっかけ

このドラマ、深夜枠ってこともあって、薄暗い時間に見るのがちょうどいい感じだった。
“雨”というきっかけで、止まってたものが動き始めるっていう導入がすごく好き。
池田匡志さんと堀夏喜さんをダブル主演に据えたところも、「2人で紡ぐ時間」に期待したくなる。

物語の軸:再会と秘めた想い

主人公・奏振一郎(池田匡志)は、学生時代の苦い経験から、自分の恋を封印して生きてきた。
ある日、雨に降られて避難した喫茶店で、かつて親友であり片思い相手だった真城洸輔(堀夏喜)と再会する。
真城は過去を変えるような“ずっと会いたかった想い”をそのまま抱えていて、奏との再会で関係が少しずつ動き始める。
再会というきっかけを入口にして、2人の心の壁とか後悔とか、見えなかった部分が少しずつ露わになっていく構成がよかった。

印象に残ったシーン・セリフ

雨宿りで喫茶店に入った瞬間、空気が変わるようなあのシーン、心臓がドキッとした。
真城が「変わらない笑顔で待ってた」みたいな言葉を吐くところ ― それがただのノスタルジーじゃなくて、今に向けての挑戦を含んでる感じが胸に響いた。
奏が自分の性や過去と向き合う場面 ― “もう恋はしない”って決めてた自分を乗り越えようとする葛藤が見えるセリフが沁みたなあ。
あと、ラストあたりで2人がすれ違って、「でも、あの時に戻りたい」っていう思いを抑えきれないところ ― セリフじゃない沈黙で伝わる感情がすごく印象的だった。

キャラ別ふり返り:それぞれの痛みと強さ

奏振一郎(池田匡志)
強く閉ざしてるように見えて、実は繊細で、過去に縛られた人。
再会を経て、自分の気持ちを抑えてきた時間を取り戻そうとする姿勢が切なさを強めてた。

真城洸輔(堀夏喜)
明るさと直球な想いを持つ人だけど、過去を背負ってるからこそ、あの優しさが重くなる瞬間がある。
ずっと待ってたという揺るぎない気持ちが、変わらない強さとして出てた。

周囲の人物たち(渡邉美穂、山田真歩ほか)
2人を取り巻く人々も、時折影を落とす役割を持ってて、ただの背景にはなってなかった。
奏と真城の関係を映す鏡だったし、感情のコントラストを与える存在だった。

気になったところ・もう少し見たかった部分

最終回に向けて、2人の過去をもっと掘ってほしいという欲が湧く瞬間があった。
奏が学生時代にどれだけ傷ついたか、真城との関係がどう変わったか、そのあたりのディテールがもう少し見たかった。
あと、間の回でテンポがゆるむ時があって、切なさを保ちながらもっと緊張感を持たせてほしいなと思う瞬間もあった。
でも、それが“余白”として機能してて、自分で気持ちを埋めたくなる余裕を与えてくれた部分もある。

まとめ

「雨上がりの僕らについて」は、再会をきっかけに揺れ動く心と、抑えてきた想いを丁寧に描いた物語だったと思う。
証拠じゃなくて、言葉や沈黙や視線で伝わるものがたくさんあって、観てる側も胸がじわっとくる。
もしあなたが“ゆるやかなBLものが好き”“静かな恋愛の揺れを感じたい”というタイプなら、このドラマ、本当におすすめしたい。
名シーンや名セリフも多くて、あとから反芻して余韻を味わいたくなる作品になるんじゃないかな。

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