「25時、赤坂で Season2」第5話の感想|“選びたい、選ばれたい”その狭間で揺れる二人【ネタバレなし】

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オーディションの先にある覚悟

舞台「雨と懺悔」のオーディションを順調に勝ち進む羽山(駒木根葵汰さん)と白崎(新原泰佑さん)。
その中で、羽山くんが“特別な映画の主演”という話を明野(片山萌美さん)から持ちかけられて、やりたい仕事とやるべき仕事、どちらを選ぶのかという大きな岐路に立たされる。
夢を追うだけじゃ済まない“俳優という職業”の重みが、ふたりの表情ひとつひとつに滲んでいた。

白崎の胸に潜むモヤモヤ

一方の白崎くんも、篠田(橋本淳さん)から聞いた“ある仕事”の件でショックを受ける。
最終審査を目前に控えながら、その消息が彼に複雑な想いを抱かせていて、「このまま進んでいいのか」という揺らぎが画面を通じて伝わってきた。
夢と恋と仕事が密接に絡まりあい、白崎くんの中で何かが静かに変わっていく瞬間を感じた。

夢も恋も、選べない夜の戯れ

二人の俳優としての人生と、恋人としての関係。第5話ではその両輪が“選ばれる/選ぶ”という言葉の下でぶつかっていた。
羽山くんが誰かに相談したあの場面、白崎くんが自分の胸に手を当てたあの瞬間、どちらも「選択」ではなく「覚悟」なんだと、胸がぎゅっとなった。
恋人として支えたい。でも俳優として跳びたい。どちらかを選ぶのではなく、両方を守りたいと願う二人の静かな叫びが、この回にはあった。

最終審査の幕が上がる直前、静けさの中の叫び

第5話は“最終審査直前”というタイミングで、物語が一気に重さを増す回だった。
これまで“楽しさ”や“駆け引き”があったなかで、「選ばれる側」になる恐怖と、「選ぶ側」でありたいという理想が、今、二人の胸に渦を巻いている。
この静けさが、“試験場の前の静寂”のように聞こえて、心臓の鼓動がやたらと大きくなった。

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