自己紹介ひとつでつまずく気持ち、わかりすぎる
なつみ(森七菜さん)が美大のオリエンテーションで自己紹介に失敗するシーン、もう見てて痛いほど共感した。
“やっちゃった…”っていうあの空気、静まり返った教室、笑ってくれない周り――あの感じ、誰にでも覚えがあると思う。
自意識が強いからこそ、自分の失敗を何度も頭の中で再生して、余計に落ち込んでしまうんだよね。
でも、そんななつみの不器用さがすごくリアルで、ちょっと放っておけない可愛さがあった。
ヒロトのやさしさがさりげなさすぎて泣ける
ヒロト(岡山天音さん)は今回も、なつみのことを気にかけながらも距離を保っていて、その“ちょうどいい不器用さ”が本当に魅力的。
野口ヒデキ(吉村界人さん)と夜遅くまで飲んでいるシーンでは、彼自身の“今を生きる難しさ”もちらりと見えて、胸が少し締めつけられた。
彼がなつみの電話に出るあの瞬間、少し酔いの残る表情に“優しさと迷い”が同居していて、セリフよりもずっと多くを語っていた。
ただの“良い人”じゃなく、“迷いながら人を思う人”。そこに、このドラマの温度がある気がする。
ひとりで抱えた不安が、少しずつ溶けていく
なつみの“友達ができない”という悩みも、特別じゃないのにやけにリアル。
“大学生活ってもっとキラキラしてるはずだったのに”という理想と現実のギャップが痛くて、でも優しい。
誰かに助けを求める勇気も、誰かを頼る勇気も、どちらも簡単じゃない。
けれどヒロトの存在が、なつみにとって“失敗しても大丈夫”って思える小さな灯みたいになっていて、静かに心が温まった。
静かな夜に残る余韻
第2回は派手な展開こそないけど、“生活の中にある心のノイズ”を丁寧に描いていて、観終わったあとにじんわり残る。
人のやさしさって、たぶん言葉じゃなくて“気づかれないくらいの行動”なんだと思う。
なつみの孤独と、ヒロトの穏やかな視線。
その距離感の中に、まだ名前のない“何か”が確かに息づいていた。
こういう静かなドラマって、観るたびに自分の心を整理してくれる気がする。


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