初めての“自分の企画”に挑む日向子
第5話は、日向子（奥山葵さん）が“自分主導の記事”を作ろうと奮闘する回。
最初の頃の彼女を知っているからこそ、このチャレンジがすごく胸に響いた。
椿（佐藤友祐さん）や阿久津（大倉空人さん）に相談しながらも、なかなか「これだ！」という企画が見つからない焦り。
頭でわかっていても、自分の言葉で世の中に“何かを伝える”って本当に難しい。
そんな日向子がもがく姿に、思わず「がんばれ」と心の中で呟いていた。
真実を追うほど見えてくる“人間の裏側”
舞台俳優・末永孝介（岩戸秀年さん）にまつわる降板の真相を追う中で、日向子の取材魂がじわじわと燃え始める。
美容室に潜入するくだりは、もう完全に新人記者の域を超えていて、彼女の覚悟が見えた。
でも、美容師からの辛辣な言葉に打ちのめされる瞬間の表情がリアルで、あの沈黙の数秒が刺さった。
“記者としての正義”と“他人の人生を暴くこと”の境界線が、どんどん曖昧になっていく感じ。
それでも諦めず居酒屋で聞き込みを続ける姿に、ほんの少し“記者の顔”が見えてきた気がした。
“スクープ”の裏にある小さな決意
この回で描かれていたのは、単なる記事作りじゃなく、“信じる勇気”の話だったと思う。
日向子が誰かの噂を追う中で、同時に自分自身の“言葉の責任”に気づいていくのが美しかった。
インタビューという形で他人の声を伝えるって、結局その人の痛みを受け止めることなんだなって。
どんな小さな真実でも、自分の目で確かめたい――その気持ちが芽生えた日向子の姿に、少し泣きそうになった。
小さな成長が見せた光
最後のシーンで見せた彼女のまっすぐな目。
派手じゃないけど、あの一瞬に“成長”が全部詰まってた気がする。
まだまだ未熟で、不器用で、でも誰よりも真剣に“人”を見ようとしている。
そんな日向子だからこそ、次にどんな記事を書くのかが気になって仕方ない。
一歩ずつ、でも確かに彼女は記者になっていってる。
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