「UNREAL-不条理雑貨店-」第4話の感想|“あなたの運命を変える”と囁く影【ネタバレなし】

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同級生の名前が、ひびく夜

アイドル・赤羽凛糸(黒崎レイナさん)が雑貨店「UNREAL」に迷い込むシーン。
店主・ヤギオ(染谷俊之さん)を見て、彼女が「同級生の音矢に似てる」と言い出した瞬間、あっという間に空気が切り替わった。
あの名前をきっかけに、宗哉〈ムネチカ〉(小西詠斗さん)が「何か大事なものを忘れている気がする…」と感じるその描写が、胸の奥の何かを揺らした。
“過去”が静かに“現在”に影を落としていく。
視線の向こうにある記憶の音が、暗がりで音を立てていた。

雑貨が鍵、運命が軌道を変える

ヤギオが凛糸の悩みを聞き、「君こそが、宗哉の運命を正す存在だ」と確信するシーン。
勧められた「オッドフェローズの仮面」というアイテムが、単なるアクセサリー以上の意味を帯びていて、ゾクリとした。
雑貨店という舞台が“選ばれし一品”を提示し、そこを起点に人生の小路が分岐していく。その構図が、この回では特にくっきりしていたと思う。
そして、SNS炎上→孤立→「フラウロスの牙」破壊…根岸(本島純政さん)の怒りと絶望も、爆発寸前という緊迫感。
誰かの“助け”が、いつの間にか“条件”になってることに、ぞっとした。

問いかけるのは、“信じる”ということ

宗哉が黒澤(細貝圭さん)に「ヤギオを“オトヤ”と呼ぶ者」が来たことを伝える場面。
それはただの報告じゃなくて、「知ってるはずなのに知らない」ことの恐怖を含んでいた。
「誰かが呼んでいた名前」「誰かが知っていた秘密」が見えない糸で結ばれていて、その糸を宗哉が手探りで辿ろうとしている。
見ていると、自分自身に「信じていいものは何か?」と問いかけてしまう。
正しさも、救いも、もしかしたら“問いかける勇気”から始まるのかもしれない…って。

見終わったあとに残るのは、不安とか恐怖とかじゃなくて、“選択の重み”。
小さな雑貨が、大きな人生の岐路を示すというこのドラマの底力に、改めて惚れた夜だった。

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