「ザ・ロイヤルファミリー」第4話の感想|“夢”と“覚悟”が交錯した夜に【ネタバレなし】

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育成牧場で見えた覚悟

栗須(妻夫木聡さん)が、育成牧場で“ロイヤルホープ”を訓練する現場に立ち会った瞬間、競馬の世界の歯車が一気に動き出した。
警戒心の強い馬に手を焼くスタッフに、栗須の眼差しが曇る。
「どうする、これ…」という声が聞こえそうなほど、場の空気が張り詰めていた。
その中で、調教師の広中(安藤政信さん)とともに“希望”を託したジョッキー・佐木(高杉真宙さん)が浮かび上がり、場面ごとに緊張が積み重なっていった。

ジョッキー交渉と過去の影

佐木という金髪の地方ジョッキーに、中央での騎乗という機会を提示する栗須。
だけど地方出身であること、過去のある“問題”が障壁として立ちはだかる。
栗須が「信じる」と口にした時、その背後にあるリスクと覚悟にハッとさせられた。
「この人を変えられるかもしれない」だけど、「変わらず終わるかもしれない」…その揺れ動きがリアルで、手に汗握った。

会社のスキャンダルが影を落とす

馬と騎手の現場が熱を帯びる裏で、社内のスキャンダルに優太郎(小泉孝太郎さん)が頭を抱える展開も。
このドラマでは“夢だけじゃない”人間模様と駆け引きが並走していて、今回それがくっきり浮かび上がった気がした。
馬が走るだけじゃなくて、人も会社も走らされている。そんな感覚が胸に残る。

“夢”が今、現実に変わる始まり

育成牧場でのあの空気、佐木との対峙、社内の暗い波…どれも「いつかいつか」と思っていたものが今まさに動き始めている瞬間だった。
この回を見終わって、胸にひとつだけ残ったのは「この先、自分が置き去りにならないようにしなきゃ」という覚悟。
馬の蹄の音も、ジョッキーの横顔も、スーツ姿の栗須の決意も、すべてが「次の駆け出し」の予感に満ちていた。

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