「仮面の忍者 赤影」第1話の感想|影が躍る、闇が裂ける瞬間【ネタバレなし】

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織田信長さん( EXILE TAKAHIROさん)が天下統一に邁進する裏で、〈金目教〉という怪しげな宗教が琵琶湖南岸で蠢いていた。
信長さんの家臣、滝川一益さん(忍成修吾さん)が「忍びを使ってその実態を探ろう」と進言するも、忍を嫌う信長さんは別の策を命じ――。
その一方で、飛騨の忍者・赤影くん(佐藤大樹さん)が山賊に追われる青影くん(木村慧人さん)と出会い、緊迫の一触即発。
そして、金目教の魔の手が徐々に忍び寄るなか、赤影くんは織田家初対面の信長さんの前に立ち、刃を交える――。

闇に疑念を抱く者たちの影

金目教という名前が出た瞬間から、「ただの宗教モノ」では収まらない予感がびんびん来た。
宗教の恐怖+戦国時代の忍びという重ね技。舞台が“天下統一目前”という緊張のなかだから、全ての動きが鋭く映る。
信長さんが忍を嫌うという設定も、既に“伝統や常識への疑い”を含んでいて、物語の底にある暗い流れを感じる。

忍の登場が切り裂いた静寂

山賊との出会いで見せた赤影くんと青影くんのやり取り――速さ、動き、空気の変化。
青影くんが一瞬で消えたあのシーン、ただのアクションではなく「影の存在」というテーマを象徴していたように思う。
忍びという存在が“存在しない者”として動く時、その切れ味は“見えない恐怖”とも直結してて、ぞわっとした。

“正体”をめぐる駆け引きの幕開け

信長さん家臣たちの動きも甘く見ちゃいけない。滝川一益さんの進言、信長さんの嫌悪、松永久秀さん(出合正幸さん)の派遣。それぞれが微妙な駒として動き始めてる。
金目教の魔の手が迫るというあらすじだけでも十分にスリルがあるのに、さらに“忍び”という覆い隠された存在が関わることで「誰が何者で、何を企んでるのか」が一気に謎になる。

今回、心に残ったのは「信長さんと赤影くんが初対面した刹那の刃」――あの瞬間に物語の軸が唐突に振れた感じがして、ドキッとした。
全体を通して、この第1話は“影”と“光”のコントラストが鮮やかで、これからどの方向に振れていくのか想像するだけでワクワクした。

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