「橘くん抱いてください!」第4話の感想|“フリ”の壁を突破する夜【ネタバレなし】

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今回は、すみれ(久保 乃々花さん)と橘(柊太朗さん)の“恋人ごっこ”に、ぎゅっと刃が向いた回だった。
風邪が治った橘に「この関係、いつまで続けるの?」と問いかけたすみれの言葉が、彼の中に眠っていた“自分は演じてるだけ”という痛みに触れた瞬間。 :contentReference[oaicite:0]{index=0}
それを見てそのまま黙り込んだ橘の「俺の誕生日に答えを出す」という言葉も、嘘じゃない覚悟を感じさせて胸に響いた。

問いかけが引き出した“本当”と“フリ”の境界

すみれが「この関係、いつまで続けるの?」と尋ねたその場で、橘が“俺はフリだと思われてた”と知る衝撃。
その瞬間に漂った静けさが、本物の気持ちをゆさぶった気がする。
視線の交わり、言葉にできない思い、そしてあの“誕生日”という期限設定。
恋愛ドラマの中に、ちゃんとした時間の刻みが生まれていた。

すみれの覚醒、そして恋の真価が問われる

すみれが同僚の石神(塩見 奈映さん)と話しているうちに、自分の橘への感情が“フリ”ではなく“本物”になっていると気づき始める場面。
その自覚の瞬間に胸がぎゅっとなった。
そして、橘が柄にもなく提案した“誕生日決着”が、すみれにとっての試練でもあり、二人の関係を動かす鍵になっていた。

この回が示した“変化”の波

「恋人ごっこ」のベースにあった軽さが少しずつ剥がれ、「本気かどうか」を二人とも意識し始めている。
橘の「答えを出す」という言葉には、ただの演技じゃ終わらせたくない気持ちが見える。
すみれの胸の痛みも、ただの焦りじゃなくて、自分自身との向き合いでもあった。
その切なさと鮮烈さが混ざって、とても印象的だった。

今回は「軽さ」が崩れ、「重み」が顔を出した。
甘くて温かなだけじゃない、リアルな恋の揺れ。
すみれと橘、この二人が“フリ”からどう脱していくのか、胸に残る夜だった。

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