「フェイクマミー」第2話の感想|親子面接、緊張の陰に迫る疑念

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受験当日、偽りの母と子ども

いろは(池村碧彩さん)の柳和学園小学校受験。
筆記試験を終え、次はいよいよ親子面接――そこで“母”を演じる薫(波瑠さん)の緊張が伝わってきた。
無事終わってほしいという願いが、画面の隅々まで染みてくるようで、息が止まりそうだった。

ママ友の輪と危うい境界線

薫が初めて出会ったママ友・さゆり(田中みな実さん)。
安心のはずの輪が、クセ強ママ・玲香(野呂佳代さん)たちの登場で、たちまち揺らぎを帯びる。
言葉の端、視線の交差、無意識の牽制――“普通”の母親として振る舞うことが、これほどまでに危うい舞台になるとは。

教師の顔と偶然の再会

茅海恵(川栄李奈さん)が虹汁 flagship店「Itteki」に向かう展開。
智也(中村蒼さん)という来客が現れて、彼が柳和学園の教師だと知らずに対応してしまう展開が、ギリギリのズレを感じさせる。
偶然と思えない再会の種が蒔かれて、物語の地盤が微かに揺れ始めている。

第2話は、“演じる母親”という嘘と真実の狭間で揺れる薫の心が、ひときわ印象的だった。
このドラマの怖さは、誰が正しくて誰が偽りかすぐにはわからないこと。
面接の場だけでなく、日常のあらゆる場面に伏線が光ってる回だった。

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