はぁ……これ、初回から波が来たね。
タイムカプセルという“懐かしさ”のキッカケが、あっという間に謎と恐怖を絡ませてくる構造に、心がじわじわ引き込まれちゃった。
ノスタルジーと不気味さの間で揺れる余韻
最初は、「みんなでタイムカプセル掘ろう」というほっこりした設定で始まるから、「ああ、同窓会ものかな?」なんて思ってた。
でも、あの卒アルの写真の“塗りつぶし”を見た瞬間、その空気が“何かおかしいもの”に変わる感じがゾクゾクした。
過去と現在が重なってるあの一瞬。
懐かしさと違和感が同居する演出、すごく好きだな。
キャラクターの距離感と立ち位置が効いてる
高木将(間宮祥太朗さん)は、一見「普通のパパ」なのに、過去の“キング”という肩書がちらっと見えてて、影ができてる。
対して、猿橋園子(新木優子さん)のキャラクターは、初登場からただものではない雰囲気がぷんぷん。
記者として世の中を見てきた目線と、同級生として抱える過去の痛みが重なっていて、まだ見えない正体を感じさせる。
他の同級生たちも、友情・羨望・嫉妬・後悔…いろんな想いを胸に秘めてそうで、“この人の裏側はどうなってるんだろう”って目が離せなくなる。
1話で燃やされた“疑惑の火種”たち
なぜあの6人が塗りつぶされたのか。
タイムカプセルにあった卒業アルバムという“違和感”。
そして夜に起きた、あの事件……。
これらが「ただのドラマの出だし」じゃない手応えを持って出てきたことに、ドキッとした。
普通の生活と、時限された秘密。
それらがじわじわ絡んできそうな、重さがある。
もうすでに「あの場面の衝撃」は記憶に刻まれてて、思い出すだけでも背筋がヒヤッとする。
1話目で「このドラマ、ただのミステリーじゃないぞ」と思わせる仕掛けが散りばめられてて、先が見えない。
でも、その予測不能さがすごく魅力的。
全体を見通してから感じることもたくさんあるだろうけど、1話からこんなに心を揺さぶられるとは思わなかった。
演出もカメラの使い方もセリフの間も、どれも丁寧に“裏”を意識させる作りで、すでにこのドラマの世界に飲み込まれてしまってる気がするな。
今回のお話で心に残ってるのは、あの“塗りつぶされた顔”と、夜のあの場面……忘れられない。
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