推し上司フルスロットル第1話感想｜憧れが現実を揺らす瞬間

「推しが上司になりましてフルスロットル」第1話の感想｜夢だったはずの“あの日”が、現実のドアを叩く夜【ネタバレなし】

推しが上司になりましてフルスロットル

2025.10.09

第1話を観終えて、ずっと手のひらに残る温度と鼓動を感じている。
ただの憧れじゃない、リアルが絡む“推し”との近さと危うさが、心を揺さぶる。

南愛衣（鈴木愛理）の“推し活”と日常の交差点

愛衣ちゃんが秘書として働きながら、氷室旬（八木勇征）を“推し”として応援してるそのバランスに、すでに胸がキュンとする。
普段の彼女の顔と、秘書室で見せる真摯な顔――そのふたつが混じりあう瞬間に、ただの“憧れ”が揺らぎ始めるのを感じた。

高代社長（加藤茶）が倒れる知らせ、舞台降板のニュース…そのどちらもがスイッチになって。
“いつもの世界”が一気に崩れて、愛衣の心の中の秩序が音を立てて揺れ出す。
最推しだった旬が“上司”になるという設定が、ただのファンタジーじゃない現実の匂いをまとってる。

顔を隠した不審者として登場する旬、その影がすでにドラマの主軸を揺らしてる。
愛衣と旬、それぞれの期待と不安がまだ見えすぎず交差してるところにゾクッとする。
この先、憧れと仕事と秘密とがどう交錯していくのか、もう想像だけで胸が苦しくなる。

第1話は、ただの導入じゃなかった。
「推し」と「上司」が重なる瞬間、その狭間で揺れる感情が、このドラマの肝になる予感。
この夜を反芻しながら、物語の次の色を待ちたい。