「FOGDOG」第4話の感想|香りが暴いた“あの人”の本音【ネタバレなし】

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「FOGDOG』第4話の感想

香水が導く予想外の糸

狗飼錐(平祐奈さん)と猿渡響(丸山隆平さん)が追うのは、7年前の未解決殺人事件。そのカギとなるのが、被害者の衣類に残された香水の痕跡。最初はただの香りに思えるのに、錐の嗅覚と記憶がそれを“物証”に変えていく瞬間が見事だった。猿渡の大胆な行動もあって、被害者と熊田浩紀(佐野岳さん)、蜂屋満(休日課長さん)のつながりが少しずつ浮かび上がってくる。

二人の秘密が見えた瞬間

熊田と蜂屋が背負っている“ある過去”がちらりと見えたとき、空気が一気に変わった。会話の間や視線の動きが、セリフ以上に多くを物語っていて、見ているこっちまで息をひそめてしまう。特にあのシーン、見返すと序盤から伏線が散りばめられていて、気づいた瞬間に鳥肌が立った。

切なさの余韻

事件の真相に近づくにつれて、ただの推理ドラマじゃないことがはっきりしてくる。錐が放った一言と、そのあとに訪れた沈黙は、言葉にできない感情を抱かせるものだった。真相は確かに衝撃なんだけど、それ以上に残るのは胸の奥にずっと響く切なさ。

衝撃と静けさの同居

第4話は、派手なアクションや急展開ではなく、香りや記憶、そして人間の感情がじわじわと事件を解きほぐしていく回。その中で、“まさかこの人が…”と感じる場面があって、その瞬間から物語の温度が変わる。衝撃と静けさが同時に押し寄せてくる、不思議な感覚が忘れられない。
第4話は、事件の解明と人間ドラマが見事に絡み合っていて、ラストまで息が詰まるような時間だった。香水の香りがこれほど物語を動かすなんて、誰が想像できただろう。

OPENING、DeNeel「存在A」をレコチョクで聴いてみる
ENDING、yukaDD「flashback」をレコチョクで聴いてみる

FOGDOG――“忘れられない”ふたりが挑む、未解決事件の闇

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