『夫よ、死んでくれないか 』第3話の感想


安達祐実さんの鋭さと弱さのバランスが絶妙
麻矢役の安達祐実さん、今回もすごすぎた。疑いの目で璃子を見つめるときの表情が本当にリアルで、怒りや悲しみが一気に押し寄せてくる感じがすごかった。冷静に見せかけて内心ぐちゃぐちゃなのが、目の動きやちょっとした声のトーンで伝わってくるの、さすがって思った。強い女に見えて、ふとした瞬間に出る弱さがたまらなく切なかった。
相武紗季さんの計算された余裕が怖い
璃子を演じる相武紗季さん、余裕たっぷりの表情が逆にめちゃくちゃ怖かった…。親友の前であんなに自然体を装えるのって、逆にすごい。笑顔ひとつひとつに裏がありそうで、見るたびにゾワゾワした。計算された仕草とか、一見優しい口調で突き放す感じが絶妙で、女同士の怖さを完璧に表現してたと思う。
塚本高史さんの記憶喪失っぷりがリアル
哲也役の塚本高史さん、記憶喪失の役なのに、ただの「忘れてる人」って感じじゃなくて、自分を取り戻そうとする戸惑いや、どこか不安げな様子がちゃんと伝わってきてすごかった。ぼんやりした目線とか、表情の曖昧さが自然すぎて、ほんとに記憶ないのかも…って信じちゃいそうだった。ちょっと可哀想に見えるところもあって、なんか複雑な気持ちにさせられた。
磯山さやかさんのゾッとする支配感
友里香を演じる磯山さやかさん、表面は優しくて笑顔なんだけど、その裏にある「自分の理想通りに人を動かしたい」って欲がめちゃくちゃ出ててゾッとした。料理しながらの台詞とか、笑顔で言う命令とかが妙に怖くて、まるで家の中の支配者って感じだった。日常の中に潜む狂気を、すごく自然に演じてて鳥肌立ったよ。
竹財輝之助さんの「うさんくささ」がハマりすぎ
光博役の竹財輝之助さん、ほんとにちょっとした表情や仕草に「ん?なんか怪しい…」って思わせるのが上手すぎた。無言で立ってるだけでも、なんとなく信用できない雰囲気が漂ってるの。笑顔でもどこかよそよそしくて、見ててモヤモヤさせられるあの感じが癖になりそう。演技なのか素なのか分からないぐらい自然だった。

