『いつか、ヒーロー』第3話の感想

赤山先生を演じる桐谷健太さん、本当に真っ直ぐで温かい存在って感じだった。教え子を思う気持ちがまるごと伝わってきて、ちょっと不器用だけど一生懸命な姿がすごく心に刺さった。とくに瑠生に会いに行こうって言い出す時の目が、本気で心配してるってすぐわかるくらい優しくて、泣きそうになっちゃった。

瑠生を演じる曽田陵介さん、SNSではキラキラなのに実は限界寸前っていうギャップの演じ方がほんと絶妙だった。笑顔の裏にある疲れた表情とか、誰にも言えない苦しさがすごくリアルで、見てて胸が苦しくなった。会社の廊下を歩く姿ひとつ取っても、心ここにあらずな感じが漂ってて、演技力に脱帽だった。

野々村役の泉澤祐希さん、最初は乗り気じゃない感じなんだけど、赤山先生のことも瑠生のことも本当は大事に思ってるのがちょっとずつ伝わってきて、ツンデレ感が最高だった。無表情の中にちょっとだけ優しさがにじむ感じが、ああもう…ってなる。ふいに出る優しい言葉がめちゃくちゃグッときたよ。

十和子を演じる板谷由夏さん、冷静で強そうなのに、どこか張り詰めてる雰囲気があってすごく惹きつけられた。表彰されたばかりなのに笑わない理由とか、ちょっとずつ明かされる内面がミステリアスで、彼女が出てくるだけで空気がピリッとする。小さな表情の変化にもすごく意味がある感じがして、見入っちゃった。

小松崎役の小関裕太さん、十和子の言動に戸惑ってる感じが本当にリアルだった。上司の行動が読めなくて困ってる新人くんって感じが自然で、まさに視聴者の目線って感じで感情移入しやすかった。困ってる時の顔とか、ちょっと焦った声のトーンが絶妙で、つい応援したくなっちゃう存在だったよ。