多部未華子さんが主演のドラマ『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』(TBS系)の第3話、すごくよかったんだよね。4月15日に放送されたんだけど、主人公・詩穂がラストで涙を流すシーンが、もう…ぐっときてしまって。SNSでも「心に残った」とか「忘れたくない話」ってすごく反響あったよ。“海の上に降る雨”っていうお母さんの話が出てきて、それが静かに心にしみて、見終わったあともずっと余韻が残ってたの。

「なんでそんなに優しくしてくれるの?」に対する詩穂の答え
詩穂が隣に住んでる礼子さんに、「ただのお隣さんってだけで、なんでそんなに優しくしてくれるの?」って聞かれる場面があるんだけど、そのときに出てきたのが“海の上に降る雨”の話。お母さんが昔話してくれたんだって。「海に降る雨は、誰も見てなかったら降ってないのと同じ」っていう言葉が印象的で。詩穂の優しさって、そういうふうに“誰かに気づいてほしい”っていう気持ちから来てるんだなって思った。
誰にも気づかれない涙のこと、考えさせられた
「たまたま通りかかった船だけが、その雨を見る」っていう例えが本当にすごくてさ。もし誰もそこを通らなかったら、雨が降ってたこと自体が“なかったこと”になっちゃう。これって、人の気持ちとか涙と同じじゃない? 誰にも見てもらえなかったら、その悲しみって誰にも存在を知られないままになっちゃうの。見てくれる人、気づいてくれる人がいるだけで、その気持ちってちゃんとそこにあったって思えるんだなって、すごく思った。
屋上のシーン、詩穂の行動がかっこよかった
詩穂って、前に礼子さんが夜のマンションの屋上にいて、すごく不安定な感じだったときに声をかけたんだって。そのとき、「私は今、海の上の雨を見ているのかもしれない」って思ったって話してたんだけど、それが本当に優しくて、でも強くて。気づいてしまった以上、見ないふりをしたらダメだって、そう思ったんだって。「肩貸しますから」って笑って言える詩穂、すごく素敵だなって思った。
「お母さん…」って涙をこぼしたシーンに、こっちまで泣きそうに
ラストの方で、詩穂がお母さんの話を思い出しながら、一人で「お母さん…」ってつぶやいて泣くの。すごく静かなシーンだったのに、胸がぎゅってなる感じがして。誰かの気持ちに気づいてあげること、それがどれだけ大事かって、詩穂の涙が教えてくれた気がしたよ。SNSでも「詩穂ちゃんの涙に気づいてくれる人いるかな」って書いてる人が多くて、やっぱりあのシーンはたくさんの人の心に残ったんだと思う。

まとめ
『対岸の家事』の第3話って、セリフも演技もすごく丁寧で、静かなのにすごく響いてくる回だったなって思った。“海の上に降る雨”の話が象徴してたのは、誰にも気づかれなかった感情や涙って、存在しなかったことになってしまうってこと。でも、誰かがちゃんと見てくれてたら、その気持ちは消えないんだよね。私も詩穂みたいに、そっと気づいて寄り添える人になれたらいいなって思った。