『夫よ、死んでくれないか 』第2話の感想


塚本高史の“リセット感”が絶妙すぎた
記憶を失った哲也を演じる塚本高史さん、もう絶妙だった。前のモラハラ夫の怖さを知ってるからこそ、まっさらな状態の彼にちょっとドキドキしちゃうんだよね。無邪気な笑顔とか、言葉のトーンとか、昔とのギャップをしっかり演じ分けてて、まるで別人みたいだった。思わず「これは騙される…」って納得しちゃうくらい、見事な演技力だったよ。
磯山さやかの“育て直し感”がリアルすぎ
友里香役の磯山さやかさん、すごく自然に“芯の強さ”を出しててビックリした。表面は穏やかでニコニコしてるけど、心の奥にはしたたかな計算があるって感じが伝わってきて、表情の一個一個がめっちゃリアルだった。理想の夫を育て直すっていうちょっとぶっ飛んだ発想も、磯山さんが演じると変に浮かないから、ほんと上手いな~って感心しちゃった。
安達祐実の“揺れる目線”に引き込まれる
麻矢を演じる安達祐実さん、ほんとにすごかった。怒りや悲しみ、迷いとかを全部あの小さな瞳で表現してる感じで、もう一瞬たりとも見逃せなかった。感情を爆発させるわけじゃなくて、ぐっとこらえた表情に深みがあってさ、なんか見てるこっちまで息をのんじゃった。やっぱり彼女って、演技に説得力がありすぎる…。
竹財輝之助の“クズ感”が完璧だった
光博を演じる竹財輝之助さん、あの“いい顔してるのに信用できない”感じが完璧すぎて怖かった。ほんのちょっとした笑い方や、話し方の間に「こいつ、何か隠してる」って思わせるの、ほんと上手い。画面に出てくるだけで、麻矢の気持ちが揺れるのも無理ないって納得しちゃう存在感だった。クズ役がこんなにハマるなんて…ちょっと感動しちゃった。
久保田悠来の“軽さの中の重み”が好き
バーで登場する千田を演じる久保田悠来さん、最初はちょっと軽いチャラ男かな?って思ったけど、言葉のひとつひとつに妙な説得力があって、すぐ引き込まれたよ。飄々としてるのに、実は人の核心をついてくるような空気感があって、麻矢が心を開いていくのも自然だった。あの“軽さの中にある重さ”、演技で出せるのってすごいと思う。

