『キスでふさいで、バレないで。』最終回の感想

塩谷を演じる藤井流星の演技、最後まですっごく繊細だった…。楓への気持ちを伝えるシーンの、あの真っ直ぐな目がずるいくらいに優しくて、でもちゃんと強さも感じられて。大きな声で愛を叫ぶわけじゃなくて、静かにでも確かに想ってるって感じがめちゃくちゃ胸に刺さった。

楓役の紺野彩夏ちゃん、最終話では表情だけで心の葛藤がすっごく伝わってきた。溝口に手を引かれたときの驚きと戸惑い、塩谷からの電話を切られた瞬間の切なさ、全部顔に出てたよね。声を出してないシーンの感情表現が本当にリアルで、共感しすぎてドキドキした。

溝口を演じる川島如恵留くん、最終話で一気に爆発してたよね。あの「お前をかけた」っていうセリフ、ちょっと怖いくらいの勢いだったけど、好きだからこその必死さが伝わってきて、もう目が離せなかった。静かだった人が一気に感情むき出しになる演技、迫力すごかった。

あまり目立つシーンが多くない中でも、高橋優斗くんの視線の演技がすごく効いてた。特に、塩谷と溝口の間にある空気を感じ取るような場面では、一歩引いた位置からでもその緊張感にちゃんとリアリティを与えてくれてた。感情を押し殺してる感じがさりげなくて上手だったな〜。

最終話のクライマックス、全キャストがそれぞれの“想い”を全力でぶつけ合ってて、見てて息止まりそうだった。大声じゃなくて、ちょっとした沈黙とか視線の動きで空気をピリピリさせてくる演技、誰一人浮いてなくてすごかった。役の気持ちがちゃんと伝わってきて、自然と涙出た。