『まどか26歳、研修医やってます!』第7話の感想
主題歌 星野 源「Eureka」を聴く
芳根京子の繊細な演技が光る
まどかを演じる芳根京子の繊細な演技が、精神科での戸惑いや患者との向き合い方の難しさを見事に表現していた。特に、リストカットをした患者との交流シーンでは、寄り添おうとする優しさと、距離感に悩む葛藤がリアルに伝わってきた。
板倉俊之の個性的な指導医ぶり
精神科医・野口を演じる板倉俊之の演技が非常にユニークで印象的だった。シェイクスピアを引用しながらの指導は一風変わっているが、言葉の奥にある深い意味を的確に伝える説得力があった。まどかに「距離感の大切さ」を教えるシーンでは、穏やかでありながらも鋭い洞察が感じられた。
新井美羽の心を打つ演技
坂本裕乃を演じた新井美羽の演技が胸に響いた。リストカットをした少女の繊細な心情を丁寧に表現し、まどかとの会話を通じて少しずつ心を開いていく過程がとてもリアルだった。まどかに対する信頼と、それが揺らぐ瞬間の表情の変化が印象的だった。
鈴木伸之の疲れ果てた表情がリアル
外科の激務に追われる菅野を演じた鈴木伸之の演技が、過労による精神的な疲弊を見事に表現していた。まどかの心配に対する空返事や、抱え込みすぎる性格がにじみ出る仕草が非常にリアルで、観ている側も彼の疲れを感じ取れるほどだった。
大西流星の温かい存在感
五十嵐を演じる大西流星の明るく温かい演技が、シリアスなシーンが多い今回のエピソードの中でほっとできる瞬間を作っていた。まどかに「精神科に向いている」とエールを送る場面では、彼の持つ優しさと、まどかへの信頼が伝わってきて心温まるシーンになっていた。
主題歌 星野 源「Eureka」を聴く