『あらばしり』第7話の感想
主題歌 KAZ「Second Wave」を聴いてみる
藤原樹の落ち着いた演技が魅力的
吟役の藤原樹が、日本酒を通じて和香の心を解きほぐそうとする姿が印象的だった。穏やかな声と優しい表情が、まるで本物の酒のように心を温めるようで、見ているこちらまで癒された。
菊池和澄の感情の揺れがリアル
和香役の菊池和澄が、苛立ちと戸惑いの感情を絶妙に表現していた。怒りに満ちた表情から、日本酒を口にして徐々にほぐれていく様子の変化が繊細で、視線や仕草だけで感情の移り変わりを伝えていた。
淵上泰史の重厚な存在感
宗玄役の淵上泰史が、擬人化された日本酒としての威厳と落ち着きを見事に演じていた。深みのある低音の声や品のある振る舞いが、まさに熟成された酒のような魅力を持ち、キャラクターに説得力を与えていた。
擬人化キャラクターの個性が際立つ
日本酒たちが擬人化して再会を喜ぶシーンでは、それぞれの個性がしっかりと表現されており、まるで本当に人間のように感じられた。キャストの息の合った掛け合いが、酒への愛情を感じさせる演出になっていた。
緊張感と安堵の対比が秀逸
女性客たちの言い争いの緊迫感と、その後の和香の心がほどけていくシーンの対比が印象的だった。キャストたちの演技のコントラストがはっきりしていて、物語に引き込まれるような流れが生まれていた。
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