『週末旅の極意2~家族って近くにいて遠いもの~』第7話の感想
主題歌 Absolute area「幸せとはそれくらいのさりげなさで」を聴いてみる
大原優乃の自然体な演技が光る
めぐみ役の大原優乃が、家族旅行に恋人を連れていく緊張感と喜びを絶妙に表現していた。家族の前での微妙な距離感や、啓吾を紹介する時の照れくさそうな笑顔がリアルで、等身大の演技が魅力的だった。
長岩健人の誠実さがにじむ演技
啓吾役の長岩健人が、初対面の義正たちに対して見せる礼儀正しさや、さりげない気配りを自然に演じていた。場を和ませようとする優しい雰囲気と、どこかに秘めた思いを抱えているような表情の変化が見事だった。
甲本雅裕の繊細な表情が印象的
義正役の甲本雅裕が、啓吾に対して抱く父親としての複雑な感情を細やかに演じていた。最初は穏やかに接しつつも、ふとした瞬間に見せる鋭い視線や、一瞬の表情の曇りが、彼の内面の葛藤を感じさせて非常にリアルだった。
石田ひかりの母親らしい包容力
優子役の石田ひかりが、啓吾を温かく迎えつつも、家族の空気を和ませる絶妙なバランスの演技を見せた。夫・義正の反応を気にしつつも、めぐみを見守る母親らしい優しさがにじみ出ており、家族の中心的な存在感を放っていた。
緊張感を生み出すラストの対峙
啓吾が義正と優子を訪ね、「話したいことがある」と切り出すシーンは、長岩健人の静かな緊張感と甲本雅裕の警戒するような表情が絶妙だった。セリフの間合いや視線の動きだけで緊迫感を生み出し、目が離せなかった。
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