『プライベートバンカー』第7話の感想
主題歌[Alexandros]金字塔を聴いてみる
唐沢寿明の渋い演技が光る
庵野甲一を演じる唐沢寿明の落ち着いた演技が、物語に重厚感を与えている。クーデターに対する冷静な態度や、岡田との勝負に敗れた際の潔い表情が印象的だった。動じない大人の余裕と悔しさの表現が絶妙で、彼の実力を改めて感じさせられた。
夏木マリの貫禄ある演技
天宮寺美琴を演じる夏木マリの圧倒的な存在感が際立つ回だった。解任される際の余裕のある笑みが、単なる敗北ではないことを感じさせる。言葉少なくとも威厳を失わないその姿は、美琴というキャラクターの強さを見事に体現していた。
土屋アンナの野心あふれる演技
天宮寺沙織役の土屋アンナが、クーデターを成功させる野心的な女性を見事に演じていた。冷徹さを持ちつつも、母に勝ったと喜ぶラストの表情には、長年の葛藤が滲み出ていた。強さと繊細さのバランスが絶妙で、見応えがあった。
ウエンツ瑛士の知的な魅力
岡田大輔を演じるウエンツ瑛士の落ち着いた知的な演技が新鮮だった。冷静かつ的確なアドバイスで沙織を導く姿には、プライベートバンカーとしての説得力がある。これまでの彼のイメージを覆すようなスマートな演技が光っていた。
鈴木保奈美と上杉柊平のリアクションが秀逸
庵野の助手を演じる鈴木保奈美と上杉柊平の驚きや困惑のリアクションが、物語にリアリティを加えていた。特に、岡田が圧倒的な結果を出した際のがく然とした表情は、視聴者の驚きを代弁するかのようで、感情移入しやすかった。
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