『東京サラダボウル』第7話の感想
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三上博史の重厚感ある演技
阿川博也を演じる三上博史の演技が圧倒的だった。中国人コミュニティに精通する有能さと、過去の誤訳事件による影を持つ複雑なキャラクターを見事に表現。冷静さの中に滲む罪の意識が、深みのある演技で伝わってきた。
奈緒の揺れ動く感情表現
鴻田を演じる奈緒の繊細な演技が光った。新たな相棒への戸惑いと尊敬、さらに過去の事件への疑念が交錯する中、表情や声のトーンで心情を巧みに表現。真実に迫るにつれ揺れ動く感情の変化がリアルに伝わってきた。
中村蒼の存在感が際立つ
回想の中で織田覚を演じる中村蒼の演技が印象的だった。すでに亡くなった人物でありながら、その影響力を強く感じさせる存在感。過去の事件に秘められた重みが、彼の静かな演技によってより一層引き立てられていた。
李丹の短い中にも強い印象を残す演技
リンモンチ役の李丹の演技が、短い登場ながらも強い印象を残した。ボランティアを知る重要人物としての説得力があり、彼の死がもたらす衝撃が視聴者にしっかりと伝わった。存在感のある演技が物語の緊張感を高めた。
有木野の秘密をめぐる緊迫感
有木野の過去が明らかになる中、キャストの演技が緊張感を生み出していた。特に、真実を知る鴻田との対峙のシーンでは、沈黙の中にも感情の揺れが感じられ、目の演技や微細な表情の変化が見事だった。