『アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~』第5話の感想
主題歌 ずっと真夜中でいいのに。「シェードの埃は延長」を聴く
波瑠の冷静かつ温かみのある演技
柊氷月を演じる波瑠の演技が、今回も見事だった。事件の核心に迫る鋭い洞察力を持ちながらも、木皿を気遣うシーンでは優しさが滲む。冷静沈着な捜査官でありながら、人間味のある表情を見せる演技が印象的だった。
倉悠貴の繊細な心理描写
木皿啓介を演じる倉悠貴の繊細な演技が光った。暴行事件のトラウマに苦しむ姿がリアルで、恐怖に怯えながらも少しずつ前を向こうとする変化を巧みに表現。目の動きや表情の揺れが、彼の葛藤を深く感じさせた。
えなりかずきの独特な存在感
小金井大を演じるえなりかずきの存在感が際立っていた。シリアスな展開の中でも、少しユニークな雰囲気を持ちつつ、刑事としての鋭さも見せるバランスが絶妙。彼の登場が物語に程よい緊張と緩和をもたらしていた。
小久保寿人の怪しさ満点の演技
奥貫純生を演じる小久保寿人の演技が、物語に深みを加えていた。失踪や自作自演の疑いがかかる人物として、常にどこか信用できない雰囲気を漂わせ、警察に気づいた瞬間の逃走シーンも迫力満点。怪演が光った。
本間剛のリアルな通報者役
岡田一郎を演じる本間剛の演技が、事件のリアリティを高めていた。些細なトラブルから奥貫の車を撮影し、情報提供する姿が、ごく普通の一般人として自然でリアル。彼の証言が事件にどう絡むのか、説得力を持たせていた。
主題歌 ずっと真夜中でいいのに。「シェードの埃は延長」を聴く