小泉今日子さんと中井貴一さんのW主演で話題の月9ドラマ「続・続・最後から二番目の恋」が、4月14日に第1話の放送を迎えました。前作から11年ぶりとなる今作では、変わらない登場人物たちのやり取りとともに、地上波ドラマ業界にまつわる自虐ネタが満載。とくに“月9を忘れる発言”や“Netflixへの本音”など、テレビ局ならではのメタなセリフの数々がネットでも話題を集めています。
11年ぶりの再会！熟年の恋と仕事を描く第3シリーズ
今回の舞台は変わらず鎌倉。テレビ局プロデューサーの吉野千明（小泉今日子さん）と、公務員の長倉和平（中井貴一さん）を中心に、年齢を重ねたからこそ感じる悩みや本音が描かれています。1期、2期と続いてきたこのドラマも、今作でついに第3シリーズ。千明は60歳を前にして、仕事一筋だったこれまでの人生にふと不安を感じ始め、定年後の自分をイメージできずに戸惑いを見せます。熟年のリアルな心の動きが、笑いと共感で伝わってくるのがこのドラマの魅力ですね。
まさかの“月9”忘れ！？笑ってしまうメタ発言
千明が局内の喫煙所で「月9企画募集」のポスターを眺めていたところ、部長から「企画募集してるぞ」と言われたシーンでは、彼女のツッコミが炸裂。「募集してるの知ってるわ！」と言い放ったあと、つい「月9って何曜の何時だっけ？」とポロリ。この発言に、和平の妹であり脚本家の万理子（内田有紀さん）が「月曜日の9時でございます」と返し、千明が自分に引くというやりとりが大きな笑いを呼びました。「今まさにその月9出てるんですよ！」というネットのツッコミにも納得の、絶妙な自虐ネタです。
Netflixに行きたい本音に思わずニヤリ
千明が「なんでNetflixは私を誘わないのかね！」と本音をぽろっと漏らすシーンも話題に。「あそこ行ったら何でも好きなことできそうじゃん」と、まさかの他社サービスへの憧れを語る様子に周囲もざわざわ。そんな中、ちょうどNetflixから電話が入り、社内は一気にざわつきますが、その内容はなんと昔のドラマの素材使用依頼。期待が外れた瞬間の空気感がリアルすぎて笑える一方で、「スタッフのギャラも高いらしいですよ」など、業界の裏話感あるセリフもジワジワきます。
“サレ妻同盟”と今どきの深夜ドラマネタも投入
落ち込む暇もなく、千明が「さて、今日も浮気した夫を殺しますかね」と言いながら、自身が手がける“サレ妻同盟”シリーズに取り掛かる流れも見逃せません。今どきの地上波深夜帯ドラマを象徴するような設定を使って、自虐的に描いているのが秀逸。社員たちが「ついていきます！」とノリノリで返す様子からも、業界の現状に対する皮肉が込められているようで、笑いながらもどこか考えさせられる一幕でした。
まとめ
「続・続・最後から二番目の恋」の第1話は、変わらぬキャラの魅力とともに、地上波ドラマ業界への“笑える本音”が満載。月9を舞台にして月9をいじる大胆さや、Netflixへの憧れ、サレ妻ネタのメタ構造など、見どころがギュッと詰まっていました。視聴者からは「自虐が多すぎて逆に清々しい」「芸が細かい」と好意的な声が続出。これからどんな“本音と笑い”を見せてくれるのか、第2話以降も楽しみですね！
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